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    王妃マルゴ5巻

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      JUGEMテーマ:漫画/アニメ

       

      「王妃マルゴ」の第5巻を読みました。覚悟はしていたけど

      かなり衝撃的な内容です。苦手な方は読まないほうがいいかも

      しれません。またこの先ネタバレもあります。

       

      最初から虐殺のショッキングな場面が続きます。カトリーヌの

      悪女ぶりも際立っています。でも衝撃的だけど気分が悪くなって

      読むのをやめようとは思わない、ギリギリのところでの上品さを

      守っているのはさすがだと思いました。宗教の対立だけでなく、

      王族間の複雑な権力争いや憎しみが重なって起きた悲惨な事件、

      そんな中でのナヴァル王アンリの選択に感動しました。敵味方を

      超えての人間的な思いやり、後に良王となって慕われるというの

      がよくわかりました。過酷な状況でも優しさやユーモアを失わない

      人間性、かなり女好きだったというところはイヤですけど(笑)

       

      虐殺事件以降も兄弟間の争いや陰謀、不倫関係などがたくさんあ

      ってもうドロドロです(笑)でも大変な状況だからこそ束の間の

      愛にすがりたくなる、そして登場人物それぞれの覚悟があるので、

      不倫や人殺しはイヤだけど充分感情移入できました。カトリーヌ

      にしても幼い時の過酷な体験や王の愛情が年上の女に独占されて

      いたという恨みがある、権力にしがみつき残酷になる理由もよく

      わかりました。我が子まで犠牲にしようとするところがあって心底

      怖いですけど・・・

       

      シャルル9世が狂っていく描写も見事でした。幼いころに処刑の

      場面を無理やり見せられてトラウマを抱えた王子が国王となり、

      ようやく愛する人、信頼できる人が見つかったと思った時にあの

      ような事件、おかしくなって極端な行動に出てしまうのも無理が

      ないと思いました。国王ではなく普通の貴族の家ぐらいなら権力

      争いに巻き込まれないで幸せになれたかもしれないと思うと哀れ

      です。それでも最後には救いを得られたのでしょうか?

       

      第5巻は今までにも増して衝撃的で深い内容でした。1冊で長編

      映画を見たくらいの疲れがあり、心を揺さぶられました。気軽に

      は読めないけど、いろいろ考えさせられる漫画です。

      ステラ * コミック * 09:49 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      漫画の驚くべき展開

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        JUGEMテーマ:漫画/アニメ

         

        マリーアントワネットの漫画が読みたくてしばらく

        続けて雑誌を購入していたのですけど、一緒に掲載

        されていた別の漫画の展開にびっくりしました。ネタ

        バレになってしまうからあまり詳しくは書けないけど

        こういう発想、世界観は自分は絶対思い付かないし書

        くことはできない、ヤラレター!という気持ちです。

         

        私が映画や小説、漫画にはまるのは登場人物が気に入

        ったというのがほとんどです。それも親子兄弟での複雑

        な愛憎、少年時代からの友情、主従関係というのがつぼ

        にはまりやすい、ストライクゾーンです。逆に言えばそ

        れ以外の話はどうも気分がのらなくて夢中になれないで

        す。

         

        でも今回漫画の面白さとして意外な展開というのがあり

        ました。感情移入して読むのではなくその世界観に驚く

        そして前の話を思い出すと確かにそういう展開もありう

        るという緻密な伏線やストーリー、人物の描き方に感動

        しました。映画では1つの作品を作るのにたくさんの人

        が関わらなければならないし、小説だと細かいところま

        で伝わりにくい、でも漫画なら言葉での説明やセリフだ

        けでなく背景や登場人物の表情でその世界を一瞬にして

        再現し感じることができる、漫画の力というものをあらた

        めて考えさせられました。

        ステラ * コミック * 21:41 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        歴史人物の漫画

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          JUGEMテーマ:漫画/アニメ

           

          王妃マリーアントワネットの漫画が新しく連載された

          ので、さっそく雑誌を購入して読んでみました。この

          作者らしい美しく丁寧な絵と隅々まで時代考証に気を

          配られた作品で安心して読むことができました。ジャン

          ヌ・ダルクや王妃マルゴなどもそうですが歴史上の人物

          が題材の場合イメージが出来上がっているので、よっぽ

          ど自分の興味がない限り詳しい本や小説を読んでみよう

          とは思わないです。でも漫画だとその人物の好き嫌いに

          関係なく絵の美しさに助けられて気軽に読め、歴史背景

          も学べるのでありがたいです。

           

          今の時代はたくさんの本が出版されているので、かなり

          話題になった本でもみんなが読んで知っている、センセー

          ションを巻き起こしてイメージを変えたということには

          なかなかなりません。でも漫画や映画だと多くの人が同じ

          時期に見て共通話題にしやすいです。逆に言えば活字だけ

          ではなかなか多くの人が読むということにはならないよう

          です。

           

          漫画の中で王妃への誹謗中傷、スキャンダルがおもしろおか

          しく語られているという場面がありましたが、写真はなくて

          も今の時代の週刊誌と似たようなマスコミはもう存在してい

          たのだと思いました。ベルサイユ宮殿や華やかな舞踏会などは

          一般庶民に遠い世界だけど、それでも宮廷内の生活がベールに

          包まれていたのではなくスキャンダルという形で国民が知って

          いたことで憎しみも生まれ、革命が加速したように思いました。

          ジャンヌ・ダルクの時代フランスの王権は弱く、特に王太子は

          不安定な立場でしたが1度戴冠式をして王になってしまえば神

          の加護を受けた特別な存在となる、でもマリーアントワネット

          の時代は華やかな宮殿に住んでいてもマスコミによって生活が

          暴かれ、王が神に選ばれた特別な人間だという意識が薄くなっ

          た国民の目に晒されてしまう、そこに大きな悲劇があったよう

          な気がします。そして作られたイメージではない真実の姿を描

          こうとしているこの作品の続きがとても楽しみです。ただ今ま

          まで連載していた作品の再開はいつになるのかそれも気になり

          ますが・・・たくさんのファンがいる作品でも連載が長くなる

          ほど紙の雑誌で毎号読むのではなく単行本や別の方法で読む人

          が増えてくる、でも同じ作者の新連載なら新鮮な話題や興味で

          しばらく雑誌を購入してくれる、出版社側の事情があるのかも

          しれません。新連載はうれしいけど別の作品のことを考えると

          複雑な気持ちです。

          ステラ * コミック * 20:57 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          王妃マルゴ(4)

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            JUGEMテーマ:漫画/アニメ

            「王妃マルゴ」の第4巻、発売されてすぐ購入し
            少しずつゆっくり読もうと思っていたのが我慢で
            きずものすごい勢いで読んでしまいました。

            登場人物が多く性格も複雑なのに描き分けている
            作者の力量はすごいです。4巻はマルゴとナヴァル
            の王子アンリとの結婚が決まり歴史的に有名な惨劇
            が始まる前の状況が詳しく描かれています。

            登場人物1人1人に愛する相手や大切な信念があり
            それぞれ懸命に生きている、でも貴族の勢力争いや
            宗教の違い、さらには個人的な復讐心や野望、憎しみ
            支配から逃れたいという思いなどが複雑に絡み合って
            惨劇は起きてしまいました。事件の中心にいた人物が
            ものすごく残忍非道というわけではなく人間的な愛や
            尊敬の気持ちを持っていて平和を望んでいたはずなの
            に最悪の結果になっています。

            兄の死で子供の時に国王になったシャルル9世が圧巻
            です。幼い頃反乱が起きて処刑の様子を見せられそれ
            が深いトラウマになっている病的な王、圧倒的な強さ
            を持つ母の支配から逃れようとして父親代わりになって
            いる人物を尊敬するあまりその人物の死がきっかけで
            糸が切れてとんでもない命令を出してしまいます。そ
            れはシャルル9世だけでなく王家に生まれ権力争いを
            見ている者ほど誰も信じられなくて孤独になり奔放に
            生きたり残酷な決断をしています。本来優しく気弱な
            人間が悪魔になる、権力は怖ろしいとつくづく思いま
            した。

            今の時代ほとんどの国は王政ではなく、王がいても強い
            権力はなく国の象徴として存在しています。実際に国
            を動かす大臣や大統領は世襲制ではなく選挙によって
            民主的に選ばれています。昔のように王や権力者の考え
            方によって戦争が起きたり迫害を受けるということは
            少なくなってます。でも選ばれた権力者が本当に国民の
            ことを考えているかというとそうでもなく、政権を続け
            ることや利益の追求が1番になり、国民の多数がいいと
            思う政策をすればそれでいいと思っているようです。
            歴史を見ると昔の王や権力者は痛々しいほどトラウマを
            抱え病的な人が多く、国が大変な状況に陥っています。
            今は理路整然と話す一見健康に見える人が権力のトップ
            に立ちますが、それはそれで1つの考えにとらわれ国民
            を巻き添えにして突っ走ってしまう、とても危険なこと
            です。トラウマだらけの狂気の王も危険だけど、自分の
            正義を信じている現代の権力者の方が愚かな決断をして
            地球を滅ぼす可能性もある、怖ろしいです。
            ステラ * コミック * 12:25 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            レベレーション

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              JUGEMテーマ:漫画/アニメ

              ジャンヌ・ダルクの漫画「レベレーション」、雑誌
              に掲載してあったのをいくつか読んだのですが、単行
              本が発売されたので購入して読んでみました。

              ジャンヌ・ダルクについては昔から興味はあったので
              すが、なかなかDVDを見たり本をきちんと読む気に
              はなれませんでした。でも漫画だとすごく素直に入って
              きました。チェーザレや王妃マルゴなどもやっぱり漫画
              だから読むことができた作品です。歴史上の有名人物は
              大体の生涯を知っているのでこの人嫌い(笑)と最初か
              らブロックがかかることが多い、でも漫画ならそれほど
              苦労しないので気軽に読めて思いのほか感動するという
              ことがあります。それに映画や美術展など外へ出ることは
              年々億劫になってよっぽど気になる作品か人に誘われてし
              か見に行かなくなってきているし、テレビを見たり本を
              読むことすら集中力が続かなくなっている今、漫画はか
              なり貴重な情報源です。

              正直ジャンヌ・ダルクについては聖女というイメージが
              強過ぎてキリスト教を理解できない限り絶対共感できな
              いと思っていました。でもこの漫画は宗教はわからなく
              ても、あるいは反発を感じてもこれなら共感できるとい
              う部分がたくさんありました。この作者は絵を細かくリア
              ルに描くタイプではなく主人公以外はかなりいい加減、
              でもだからこそ気楽に読めたのだと思います。漫画ちっ
              くなかわいらしい絵とは対照的に描かれている内容は処刑
              のシーンや戦場などかなり強烈なので、全部リアルに描か
              れていたらとても読めなかったでしょう。

              第1巻ではジャンヌが生まれ育った村の様子が詳しく描か
              れています。衝撃的だったのはジャンヌの美しい姉が結婚
              相手の暴力に苦しめられていたということです。結婚相手
              は父親が決めるのが当然の中世のフランス農村、村のみん
              なが憧れる美しいお姉さんは別の村の村長の息子と結婚、
              玉の輿に乗りますが幸せにはなりません。逆にそれほど美人
              ではない隣の家の子は好きな人と結婚しています。誰もが
              うらやむような結婚をした人が夫の暴力や浮気に苦しめられ
              不幸になっていく、これは現代でもよくある話です。

              ジャンヌが本当に戦おうとしたのは結婚以外の生き方ができ
              ない当時の風習、女の人が自由に生きられない社会に対して
              だったのかもしれません。でも特別な使命が与えられ栄光と
              悲惨さの両方を体験してしまいます。今の時代王家のゴタゴタ
              による戦争や封建的な価値観に縛られての不幸はありません。
              それでも家庭内の暴力や子供への虐待、極端な思想による支配
              やテロは後を絶ちません。ジャンヌの戦いはまだ終わってない
              そんなことを感じました。
              ステラ * コミック * 22:23 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              2人の女王

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                JUGEMテーマ:漫画/アニメ

                漫画「王妃マルゴ」に登場するスコットランドの女王
                メアリとナヴァラの女王ジャンヌについて思ったこと
                です。漫画を読んで考えたことなので史実や作者の思い
                とは違うことがあるかもしれないので、それを承知で
                読んでください。

                2人とも王家で他に王位継承者がいないという状況の
                中女王になります。最初の結婚はいずれも自分の意志
                とは関係ないもので、メアリなどは幼い頃からフランス
                の宮廷で育ちます。夫と死別、あるいは別れた後、女王
                という立場は求婚者が殺到したのでしょうけど、2人と
                も家柄と見た目はよいけど頼りにならないというダメ男
                と恋愛結婚してしまいます(笑)2度目の結婚は自分で
                選びいくらでも相手がいるのにどうして見てくれだけよ
                いダメ男にコロっと参ってしまうのか、宮廷内で大切に
                育てられるので男を見る目が育たないのかもしれません。

                その後メアリは夫に見切りをつけて他の男と親しくなり
                数々のスキャンダルの後、貴族のクーデターで王位を
                奪われエリザベス女王のいるイギリスに逃げ込み監禁
                状態に置かれます。ナヴァラの女王ジャンヌは宮廷で
                浮気を繰り返すチャラ夫に見切りをつけながらも他の男
                に夢中になることはなく、母から受け継いだプロテスタ
                ント(カルヴァン派、ユグノー)の信仰に情熱を傾ける
                ことになります。漫画ではカトリーヌと競って豪華な
                宴を催したり息子のアンリが同い年のマルゴより背が
                低いことを気にしたりと微笑ましい一面を見せています
                が、戦争の時捕虜を全員殺せと命じたりする怖ろしい
                ところも見せています。おそらく自分の国ナヴァルや
                フランス内にある領地ではプロテスタントの家臣でま
                わりを固め、カトリックの迫害をしていたのでしょう。

                その後メアリはイギリスで処刑され、ジャンヌも息子
                のアンリとカトリーヌの娘マルゴの結婚式に出るため
                に訪れたパリで急死(カトリーヌに毒殺された?)と
                非業の死を遂げています。けれどもメアリの子はスコット
                ランドとイギリスの国王、ジャンヌの子がナヴァルと
                フランスの国王になります。非業の死を遂げた2人の
                女王とダメ夫の間にできた子が大国の国王となって君臨
                し、同時に母である女王がもともと受け継いだ国は併合
                されることになる、歴史は複雑で皮肉です。
                ステラ * コミック * 08:58 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                王妃マルゴ(漫画)3

                0
                  JUGEMテーマ:漫画/アニメ

                  3巻でマルゴは14歳になり、この時代はこれくらい
                  の年齢で大人とみなされます。2人の兄シャルルとアン
                  リは相変わらず妹マルゴを取りあい、それにギーズ公
                  やナヴァル王子のアンリ、それぞれの家来や待女、結婚
                  相手まで加わって関係はますます複雑になります。そし
                  て1巻ではかわいかった1番下の弟プチ・エルも11歳
                  になり、見事なイヤなヤツキャラとなって(笑)存在感
                  を見せています。

                  そんな複雑な関係の中でマルゴの身に大変なことが次々
                  と起こります。ネタバレになるので詳しくは書けません
                  が、とにかくジェットコースター的な展開、昼ドラのよ
                  うです。こうした出来事は実際の歴史とは違う著者の
                  フィクションかもしれませんが、こうであったという
                  事実以外にこういうことがあったかもしれないという虚構
                  をうまく織り交ぜることで漫画や小説は面白く生き生きと
                  したものになり、事実だけを伝える以上にその人物を深く
                  理解し共感できるのではないかと思いました。

                  マルゴはチェーザレの妹ルクレツィアに似ていると感じま
                  した。どちらも権力者の娘で絶世の美女であるために政略
                  結婚に利用され、自分らしく生きようとして別の人を愛し
                  たために状況を悪化させて周りを不幸にし悪女、不道徳と
                  いったレッテルを貼られています。本当は2人ともかなり
                  頭がよい才女で父や母の仕事を手伝ったりもしているので
                  すが、そういった部分はあまり知られてなく、周りを不幸に
                  する絶世の美女のイメージばかりが強調されているような
                  気もします。

                  シャルルは若くしてフランス国王となり、アンリもまた10代
                  今の時代なら中学、高校生ぐらいの年齢で戦争に行ったりし
                  ています。子供である年齢の時から急速に大人になることを
                  要求されアンバランスに成長した彼らが痛々しくも見えます。
                  過酷な体験、異常な環境の中不自然に育った少年の痛々しさや
                  美しさ、歪んだ愛や憎しみを描くのはこの作者、そして少女
                  漫画の得意分野なので、ぴったりの題材を選んでいてさらに
                  フランスの歴史もよくわかるこのような漫画を読めるのはとて
                  もうれしいです。
                  ステラ * コミック * 09:16 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  王妃マルゴ(漫画)2

                  0
                    JUGEMテーマ:漫画/アニメ

                    「王妃マルゴ」の2巻と3巻をまとめて読みました。
                    この漫画は登場人物が多くものすごく複雑なので本当
                    は日をあけて1巻づつ丁寧に読もうと思っていたのです
                    が、我慢できずに一気読みしてしまいました(笑)

                    2巻のマルゴは12歳から14歳、この時代は14歳くらい
                    で大人と認められ結婚もしていたようです。母カトリー
                    ヌはフランス大巡幸を行います。国王一家に家来や待女
                    なども全部連れた豪華な旅行、でもカトリーヌはただ
                    派手好きだからこのような巡幸をしたのではなく、国王
                    の姿を広く国民に見せることでフランスが国としてまと
                    まり、カトリックとプロテスタントの争いをなくそうと
                    考えていたようです。このあたりの考え方は祖先である
                    メディチ家のコジモやロレンツォが文化人や芸術家を集
                    めて豪華な祭典をやることでフィレンツェの豊かさを見
                    せつけ平和を保とうとしたのと似ていると思いました。

                    巡幸の間にはスペインに嫁いでフェリペ2世の妃となった
                    姉のエリザベトやナヴァラ女王ジャンヌとも会い、そこで
                    また豪華な宴を催します。プロテスタントのナヴァラ女王
                    ジャンヌはカトリーヌへの対抗意識も強く、田舎者とばか
                    にされないよう派手な宴を催します。そして王子のアンリ
                    がカトリーヌの息子達より背が低いことを気にしたり、母
                    であることを丸出しにしているのが微笑ましいです。カトリ
                    ーヌも三男のアンリを溺愛し、病弱で気弱な次男シャルル
                    (兄の死で国王となった)を叱咤激励したりと母親らしい
                    です。2人とも母親らしい微笑ましさを持ちながら、いざ
                    戦争になると捕虜を殺したり謀反を起こした者を容赦なく
                    処刑したりと残酷になります。男だと宗教や信念の違い、
                    祖先の恨みや父のかたき討ちなど理念や直接関係ないこと
                    で争い残酷になるけど、女の場合は夫や子供が殺された
                    り危険な目にあった、侮辱されたからあの女が憎いと言
                    うような直接の被害や感情的なことが原因で残酷になって
                    しまうのかもしれないと思いました。

                    マルゴを中心に見て母はメディチ家のカトリーヌ、父は
                    フランス国王アンリ2世(騎馬試合の催し物で怪我をして
                    亡くなる)長兄フランソワと結婚したのはスコットランド
                    女王メアリー、姉エリザベトはスペイン王妃、2人の兄シャ
                    ルルとアンリはやがてフランス国王となり・・濃い家族で
                    す(笑)そこにカトリックで父のかたき討ちを誓うギース
                    公のアンリやナヴァラ王子(ジャンヌの息子)も加わり、
                    さらに待女や従者との絡みも加わって誰が誰の子でどこと
                    争っているのか、この人とこの人が愛しあって、え、この
                    人も絡んでくるの(笑)と複雑なキャラクターを見事に描
                    わけていてすごいです。漫画の面白さが詰め込まれた作品
                    でついでに世界史にも詳しくなる、苦手でない人限定だけ
                    どお勧めです。
                    ステラ * コミック * 09:35 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    王妃マルゴ(漫画)1

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                      「王妃マルゴ」を1巻から3巻までまとめて購入し1巻
                      から順番に読み始めました。著者の初めての歴史劇と
                      書いてありましたが、複雑な登場人物を見事に描き分
                      けていて濃厚で読み応えのある漫画です。ただかなり
                      残酷な場面や性的な描写も出てきますので、苦手な人
                      は読まない方がいいかもしれません。

                      第1巻はマルゴと呼ばれたマルグリットが6、7歳くら
                      いの少女時代ですが、母カトリーヌから始まってアンリ
                      2世、愛人ディアーヌ、フランソワ、シャルル、アンリ
                      と3人の兄、フランソワと結婚したメアリ・スチュワート
                      フェリペ2世と結婚する予定の姉エリザベートなど歴史の
                      有名人物がずらりと登場します。ただ歴史的に重要なだ
                      けではない、小説や劇、オペラや映画に出てくる人物が
                      集まっていて、この時代のフランス宮廷はとにかく豪華
                      です。宮廷につきものの権力をめぐっての貴族の争いは
                      もちろんあって、陰謀や暗殺も日常茶飯事、それに宗教
                      の争いや不倫関係、近親相姦や同性愛の要素も加わって
                      なんでもありの世界(笑)繰り返し小説や劇の題材にさ
                      れるわけです。

                      自分の現実とはかけ離れた夢の世界、フランス宮廷での
                      ドロドロ劇は漫画の題材としてもうってつけ、それに作者
                      の巧みな絵とストーリーが加わるのですから面白くない
                      わけありません。夢中になって読みました。ただ登場人物
                      も複雑だし気分転換に気楽に読める話しでもない、映画
                      を見たのと同じくらいの濃厚な世界でクラクラしてきます
                      ので、時間がある時にじっくり読んだ方がいいです。第1巻
                      マルゴがまだ6,7歳の少女の時からこうなのだから、この
                      先どうなるのか(笑)とても楽しみです。
                       
                      ステラ * コミック * 09:59 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                      ジャンヌ・ダルクの漫画(2)

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                        週刊の漫画雑誌、興味がある作品が載っている号だけ購入して
                        読んでいます。

                        ジャンヌ・ダルクについては昔から興味はありましたが、その
                        死があまりにも衝撃的でトラウマになっていたり、また宗教的
                        な奇跡に反発を感じたりして、じっくり本を読んだり映画などを
                        見るということはありませんでした。だから漫画で読めるという
                        のはとてもありがたいです。

                        今回もジャンヌの村での生活を中心に描かれていました。13歳の
                        少女が見た村の生活、女達が集まっておしゃべりする中で自然に
                        当時の様子が説明されていました。当時のフランスはシャルル6世
                        が発狂して発作を起こしては周りの人間を傷つけ、普通に戻って反省
                        するを繰り返し、その死後は王妃が不倫を繰り返し側近が幅を利かせ
                        イギリスとの戦争はダラダラと長く続いてとメチャクチャな状況でし
                        た。戦争が長く続くので雇われた傭兵が仕事がなくなると解雇されて
                        野盗となり村を襲う、村が全滅したり小麦の種まで奪われて飢えに苦
                        しむということもよくありました。そうした村の状況や歴史的なこと
                        は本を読んだだけではわかりにくいけど、漫画だと自然に様子がよく
                        わかります。国が乱れて村人が苦しい生活をする中、どれほど奇跡が
                        待ち望まれていたかがわかるからこそ、ジャンヌの出現も共感できま
                        す。

                        漫画という表現は字では伝わりにくいその時代の様子や登場人物の気持
                        ちがぱっと見てすぐにわかり、深く共感できます。多くの人に字では
                        伝えにくいことを伝えられる、文字や言葉以上にダイレクトに人の心に
                        届くので、それだけその影響については深く考えなければいけないとも
                        思いました。
                        ステラ * コミック * 10:17 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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