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    古代マケドニアの年表(1)

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      アレクサンドロスの征服と神話
      アレクサンドロスの征服と神話

      この本の巻末に載っている人物一覧表を参考にアレクサンドロス大王が生まれる
      までの年表を作って、どの人が何歳ぐらい年が離れているのか調べてみました。
      ただ、生まれた年齢がはっきりわかってない人については、適当に推測していま
      す。年代はすべて紀元前です。

      413年 アルケラオス即位し、首都をペラに移す。
      400年 パルメニオン生まれる。
      399年 アルケラオス、同性愛関係のもつれで暗殺される。
          アンティパトロス生まれる。
      384年 哲学者アリストテレス生まれる。
      382年 フィリッポス2世生まれる。
      380年 ダレイオス3世生まれる。
      375年 オリュンピアス生まれる。
      370年 アレクサンドロス2世(フィリッポス2世の一番上の兄)即位する。
      368年 フィリッポス2世、人質としてテーベに行く。
          ペルディッカス3世(フィリッポス2世の二番目の兄)即位する。
      365年 プトレマイオス1世生まれる。
          クレイトス生まれる。
      360年 フィロタス生まれる。
      359年 イリュリア人との戦いでペルディッカス3世戦死する。
          フィリッポス2世即位する。
      357年 フィリッポス2世、オリュンピアスと結婚する。
      356年 アレクサンドロス3世(大王)誕生する。
          ヘファイスティオン誕生する。
      355年 カッサンドロス誕生する。

      ただし、フィロタス、カッサンドロスなどの生まれた年は何年代の中ごろ、終わり
      ごろ、というようにしか書いてなかったので、なるべくアレクサンドロスと近い
      年齢に書いてみました。フィロタスはもっと年上、カッサンドロスはずっと年下
      かもしれませんが、それだとイメージがくるってしまうので、年齢差は少なく
      想像してみます。

      パルメニオン、アンティパトロスという2人の重臣が、フィリッポス2世と18歳位
      年が違っているということに驚きました。この二人フィリッポス2世の即位の時
      40歳以上、アレクサンドロスの即位の時は60歳以上ということになりますがまだ
      まだ活躍しています。そしてそれぞれの長男が生まれた時も40歳以上、この時代
      は王族以外は戦争などで手柄を立ててある程度出世してから正式に結婚していた
      のかな、と思いました。

      アレクサンドロス3世が生まれた時、フィリッポス2世は25歳、オリュンピアス
      は18歳くらいで年若い両親です。二人の年齢差は7歳で、もっと違っているよう
      に感じていたので、これも以外でした。

      ステラ * 創作 * 18:11 * comments(2) * trackbacks(0) * -

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        コメント

        こんにちは Phaesです。
        すごい!ステラさんの並々ならぬ愛が伝わってきます。
        私も古代マケドニア好きですが、こうして一覧にして
        下さると、とても理解しやすいです。

        フィリッポスの老将軍二人の子供のことですが・・・
        たぶんフィロタスもカッサンドロスも運よく成人して、
        運よく戦いに生き残って、跡継ぎになったのでしょうね。
        フィロタスには上の兄弟が二人ほどいて、
        みな父より先に戦死したという記述を読んだ記憶があります。(アッリアノス?)
        もしかしたらカッサンドロスにも早くに亡くなった兄が
        いたのかもしれませんよ。
        当時は乳幼児の死亡率が高かったし、戦は絶え間なくある
        ので、男が生き残るのはとりわけ大変だったと思います。
        それだけに六十歳以上になるまで戦地で活躍している
        この老将軍たちは、すさまじく生命力が強いというか
        うまく立ち回っているというか、
        だから大勢力を持てたというか・・・(笑)
        ほんとうにすごい方々だと思います。




        Comment by Phaes  @ 2007/05/27 11:07 AM
        Phaes様、コメントありがとうございます。

        アレキサンダー関係は登場人物が多いし、同名の人も多い
        (特に王様の名前など)ので、時々年表など作って整理し
        ています。カッサンドロスとフィロタス、長男にしては随分
        父が年とってからできた子供だなあと思っていたのですが
        なるほどそう考えると早くに死んだ年上の兄弟がいたかも
        しれません。それでもカッサンドロスなど下に弟や妹がゾロ
        ゾロ(笑)いたみたいなので、大臣アンティパトロス、すご
        いパワフルな人だったと思います。

        フィロタスの場合は兄か弟かはっきりわからないけどニカノ
        ールという名前の兄弟が遠征でかなり活躍していたようです。
        それなのに兄弟がみな遠征途中で死んでしまい、一人生き残っ
        たフィロタスもアレクサンドロス暗殺の計画があるのを聞いて
        いながらそれを知らせなかったというような罪で処刑されて
        しまいます。(私はフィロタス自身が暗殺を考えていたという
        よりも、まさかそんなことは実際にはしないだろうと成り行き
        を見ていただけだと思うのですが)傲慢だという理由で共に戦
        った仲間から嫌われて孤立し、仲間に拷問されて自白を強要さ
        れ、それでも60歳を過ぎてなお第一線で活躍してきた父パルメ
        ニオンの名誉だけは守ろうと父の関与を否定して死んだフィロ
        タスが最近とても好きになり、つい同情して贔屓目で見たくな
        ります。結局パルメニオン将軍も殺されてしまうのですが・・

        一方大臣アンティパトロスの方は、王の遠征中マケドニアの
        留守を守って度々大王の母オリュンピアスと対立し、大王死後
        も後継者争いで軍を率いて戦ったり、娘と婚約していたペルディ
        ッカスがオリュンポアスの娘と結婚しようとしたことに激怒し
        たりと、70歳過ぎても大活躍しています。80歳で亡くなる時に
        は「女に政治を任せてはいけない(オリュンピアスのことが頭
        にある)」と遺言を残したそうで、最後までパワフルです。
        Comment by 管理人 @ 2007/05/28 9:52 AM
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