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    ヘラクレスの子孫

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      古代ギリシアがんちく図鑑
      古代ギリシアがんちく図鑑
      芝崎 みゆき
      JUGEMテーマ:読書


      古代ギリシアの中でヘラクレスは特に人気のある神様の1人のよう
      です。映画「300」でレオニダス王が最後に
      「スパルタ人は豪傑ヘラクレスの血筋を引いている」
      と言っているし、アレキサンダーの150年くらい前のご先祖様
      アレクサンドロス1世はマケドニア王家の家系図を見せて自分たちは
      ヘラクレスの子孫なのだからギリシア人であると主張し、オリンピア
      競技会への参加が認められたそうです。アレキサンダーも映画の最後
      の方でヘラクレスと同じようにライオンの皮をかぶっている場面があり
      この英雄の子孫であることを強く意識していたようです。

      でも今日の私達の目で見ると、他のギリシア神話の登場人物でもそうな
      のですが、ヘラクレスは強くて憧れることはあっても、あんまり同じよう
      な人生を歩みたいとか、自分の家族や友人にはいてほしくないタイプの
      人間です。力が強くまたすぐかっとなる性格なので子供の時家庭教師を
      殺してしまっているし、ヘラに狂気を送られたとはいえ自分の子供まで
      殺しています。12の荒行もいわばその罪滅ぼしのためにやったもの、
      そしてそれだけの偉業を成し遂げたにもかかわらず人間としてのヘラク
      レスの最後はあまりにも悲惨でむごたらしいものです。最後はヘラと和解
      して神に加わりましたが、それでも同じような人生を送りたいとは思え
      ないです。

      でも古代ギリシアの英雄は自分にもヘラクレスの血が流れていると信じて
      勝てる見込みのない戦いでも勇敢に戦ってきました。人間としての弱さや
      狂気を持った完全無欠ではない英雄を自分達の祖先とし神とあがめたこと
      この部分が一神教のキリスト教やイスラム教とは大きく違います。

      つい最近病院である検査を受けて、そんなに痛い検査ではなくほとんどの
      人は麻酔なしでやっていると言われたのですが、本人は死ぬほど辛く拷問
      に等しいと感じていました(笑)そういう時思い浮かべて心の支えとなる
      のはハッピーエンドの英雄ではなく「指輪物語」のデネソールとか「風の
      影」のフリアンのような狂気に陥って自分で最悪の結果を招いてしまうよ
      うな人物でした。人間の強い意志や感情が招いた狂気や残酷な死ならば、
      その結果がどうであれそういう人間の生き方は尊くそれだけで価値がある
      苦し紛れにそんなことを考え、同じ思いを古代のギリシア人はヘラクレス
      などの英雄に感じていたのではないかと思いました。

      あ、でも普通の人にとっては全然なんでもない検査ですので、死ぬほど
      苦しい経験なんて何があったのだろうとあまり心配しないでください。
      私が大袈裟なだけです(笑)

      ステラ * 創作 * 15:37 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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