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    Fire from heaven第7章(11)

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      古代ギリシアがんちく図鑑
      古代ギリシアがんちく図鑑
      芝崎 みゆき
      JUGEMテーマ:読書


      289ページまで読み終わりました。カイロネイアの戦いの後、アレキ
      サンダーは和平交渉のためにアテネへ行きます。パルティノン神殿やアゴ
      ラなど今日でも有名な観光名所が出てきたり、歴史上の人物名が次々と出
      るので、ガイドブックや歴史の本で確認しながらこの章は読みました。

      アテネ人にとってアレキサンダーは憎い敵であり、カイロネイアの戦い
      で死んだ者の葬儀もまだ終わってはなく悲しみと混乱に包まれていた時
      ですが、それでも少しでも寛大な処置をしてもらおうと精一杯気を使い
      あちらこちらに案内します。特に最初からマケドニアと手を結ぼうとし
      ていた平和主義者達はフィリッポスとアレキサンダーの彫像を作って
      パルティノンに飾ろうとするなどの機嫌取りをします。

      アレキサンダーはパルティノンで象牙や金でできた素晴らしいアテネの像
      を見て、僭主を倒した英雄の彫像について思いをはせます。この暗殺事件
      については「古代ギリシアがんちく図鑑」という本にすごくわかりやすく
      書かれていました。

      僭主として有名なペイシストラトスの死後、息子のヒッピアス、ヒッパル
      コスが同じように僭主となるのですが、弟のヒッパルコスはある日美青年
      ハルモディオスを見て恋に落ちてしまいます。でもハルモディオスには年上
      の恋人アリストゲイトンがいて、ヒッパルコスになど目もくれません。拒絶
      されたヒッパルコスは腹いせにハルモディオスの妹を祭の大役に抜擢し、
      当日になって急に無視するといういやがらせをします。これに怒ったハルモ
      ディオスとアリストゲイトンが仲間を集めて僭主兄弟を暗殺しようとしたが
      うまくいかず、なんとかヒッパルコスだけを殺してしまいます。首謀者の
      2人とその仲間はみな捕えられ拷問にかけられて殺されてしまうのですが、
      後にこの2人は僭主を倒した英雄として称えられ彫像まで作られることにな
      りました。

      事件の内容を知ってしまうとなーんだと思ってしまうのですが(笑)ハルモ
      ディオスとアリストゲイトンの彫像はよほど素晴らしいものだったらしく、
      ペルシャ人がペルセポリスへと運んでしまいました。アレキサンダーがアテネ
      に来たのは彫像が奪われた後、彼はアテネ像の前で2人の彫像を取り戻すと誓
      います。実際遠征の途中、スサで彫像は発見されてアテネに送り返され、その
      時にはもうコピーができていたので、オリジナルとあわせて2セット飾られて
      いたそうです。今日ではオリジナル、コピー共失われ、ローマ時代に作られた
      コピーのみが残っているようです。ひょんなことから僭主を暗殺したハルモディ
      オスとアリストゲイトン、まさか自分達が彫像を作って称えられ、さらにその
      像が遠くペルシャまで運ばれるなんて夢にも思っていなかったでしょう。

      その後、アレキサンダーはアリストテレスが学んだアカデミーを訪れ、スペウ
      シッポスの次に学園長になったクセノクラテスと会い、プラトンの彫像を見な
      がら哲学について話をします。ギリシャの文化に慣れ親しんで育ったアレキ
      サンダー、こうしてアテネを訪れて直接パルティノン神殿やプラトンの学園な
      どを見てしまえば、この街を徹底的に破壊しようとはとうてい思わないでしょ
      う(フィリッポスもまたギリシャの代表ともいえるアテネを攻撃して滅ぼすの
      ではなく同盟を組んで共にペルシャと戦いたいと考えていた)アテネ人のもて
      なしはうまくいきました。

      ただ、1人のアテネ人が気をきかしたつもりでガニュメデスにも負けないと
      いう美少年の話をしたことが、アレキサンダーを激怒させてしまいました。
      フィリッポス王ならともかく、若い頃のアレキサンダーはそんな気は全く
      なく、大きなお世話でした(笑)でもこの小説で怒らせていても、それが
      原因で和平交渉が決裂したということはなく、アレキサンダーは無事役割
      を終えてマケドニアに帰ったようです。

      ステラ * 洋書 * 16:11 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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