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    Fire from heaven 第7章(15)

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      Fire from Heaven
      Fire from Heaven

      JUGEMテーマ:読書


      295ページまで読みました。小説なのでどこまでが実際にあったことか
      わからないのですが、この部分はパウサニアスやアッタロスのことがでて
      きて興味深く読めました。

      コリントスの会議が終わってペラに戻る途中の帰り道、アッタロスが王に
      自分が祖先から受け継いだ古い要塞と館があるので寄ってほしいと申し出
      ます。アッタロスはアジア遠征の先発隊で行く予定で、自分がいない間の
      館の管理を誰かに任せたいということでフィリッポス王は快くその申し出を
      受け入れます。

      一行がアッタロスの館に寄るということになって、アレキサンダーはなぜ
      パウサニアスをその場所に連れていくのかといらだちます。そこは6年前
      フィリッポス王の寵愛を受けていたパウサニアスが新しく来た同じパウサ
      ニアスという名前の少年に嫉妬して罵り、結果少年は戦場で王の前に飛び
      出して死んでしまい、死んだ少年の知り合いだったアッタロスが自分の
      館にパウサニアスを呼んでだまして酔わせ、粗野な男達に凌辱させたとい
      う事件があった場所でした。

      この事件、後の王の暗殺事件と関係するから有名になり、そうでなければ
      このようなことは当時はよくあることとしてあんまり話題にはならない些細
      な出来事になるのでしょうけど、この本の中でアレキサンダーはその事件を
      ひどく気にしてなぜ父は事件のあった場所にパウサニアスを連れていくのか
      と怒ります。

      最初そのことをプトレマイオスに話すのですが、彼は新しく知り合ったタイス
      に夢中で、パウサニアスは王の護衛隊長だから一緒に来て当然、確かにあの
      事件では気の毒だけど、と言います。次にアレキサンダーはヘファイスティ
      オンにも同じことを言います。

      「昔のことをいつまでも根に持つなら、僕は君もよく知っているレオンナトス
      と戦わなければならないよ。だって彼のお祖父さんは僕のお祖父さんを殺し
      たんだもの。でも王様はそんなことはなんでもないというように彼の父さん
      と僕の父さんを同じ日に晩餐会に招いているよ。それが王様のやり方なんだ
      から、パウサニアスもそんなことは忘れなければいけない」

      このセリフで、祖先の間に殺し合いがあったということに注目してしまいま
      した。ヘファイスティオンについてはアミュントルの息子ということ以外、
      家族や祖先について書かれた資料がほとんどありません。アレキサンダーが
      ヘファイスティオンの死で気が狂いそうになるほど悲しみ、彼を神として祭
      ったので、神の子であるなら詳しい祖先についての記述などいらないと全部
      消されてしまったのでしょう。ヘファイスティオンの家系がどうなっている
      のか、祖父が殺されたというのが事実なら少なくともこの代の時彼の一族が
      ペラにいたということがわかるのですが、詳しい資料は見つからないです。
      まあ、これはただ単にヘファが父ちゃんは祖父ちゃんの恨みにいつまでも
      こだわっていない、昔の恨みなど忘れて王に忠実であるということを言わせ
      たくて、このようなセリフになっているのかもしれませんが、ヘファの資料
      が極端に少ないだけにちょっとでも記述があるとこれは事実なのかどうかと
      気になってしまいます。

      アッタロスはフィリッポス王とアレキサンダー、そして上級の将校などを
      館に入れてもてなします。その時にこれも計算に入れていたのか自分の姪の
      エウリディケに菓子などを持ってこさせます。フィリッポス王はすぐに美し
      い彼女に目をつけてしまいました。

      ステラ * 洋書 * 10:34 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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