<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< そして、私たちは愛に帰る | main | Fire from heaven第7章(16) >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    スポンサードリンク * - * * - * - * -

    チェ 28歳の革命

    0
      革命戦争回顧録 (中公文庫)
      革命戦争回顧録 (中公文庫)
      チェ・ゲバラ
      JUGEMテーマ:映画


      1月は仕事や他の用事がいっぱいで映画を見に行く
      ことはできないと思っていたのですが、この映画に
      ついて知り合いのプログの方が書いた感想を読んで
      どうしても気になったので、用事で出かけたついでに
      無理に予定を入れて見てきました。



      ゲバラに関係ある映画としては前に「モーターサイクル
      ダイアリーズ」と「コマンダンテ」を見たことがあります
      が、「モーター〜」は主演のガエル君見たさで、「コマン
      ダンテ」は「アレキサンダー」を撮ったオリバー・ストーン
      監督の作品なので見ておかなければという半ば義務感で見て
      いるので、ゲバラの生涯や思想について強い思い入れがある
      というわけではありませんが、それでもずっと気になってい
      た人でした。

      映画はドキュメンタリーを見ているのかと思うほど、できご
      とが淡々と綴られていました。話を盛り上げるためになかった
      エピソードを付け加えたり、ラブロマンスを加えるというこ
      とは一切なし、ものすごく誠実に革命がどのように行われた
      かを伝えようとしていました。船でキューバに渡り、密林の
      中を何時間も行軍し、政府軍との銃撃戦があって怪我人が出れ
      ば手作りの簡単な担架で運ばれる、そうしたゲリラ戦士の日常
      生活が長々と続きます。喘息の発作に苦しみ怪我をして手当て
      を受けるゲバラの姿は感情移入ではなく感覚として見ている側
      にも伝わってきて、息苦しさや眩暈、そして激しい痛みを感じ
      させました。言葉や感情ではなく感覚でゲリラ戦士の日常、そ
      して革命とはこういうものかわかって、本当にすぐ目の前に
      彼らがいるようでした。

      主演のベニチオ・デル・トル、本当にゲバラってこういう人だ
      ったのかと錯覚させるような素晴らしい演技でした。こういう
      世界的に有名な英雄、しかも私達と同時代に生きて顔を知って
      いる人がたくさんいる現代人を演じるというのはものすごいプ
      レッシャーがあると思いますが、それを振り切ってなにかもう
      実物が乗り移ったかのようでした。こういう役にめぐり合うと
      いうことは役者として最高に幸せだと思います。カストロ役も
      イメージによくあっていました。

      そしてこの映画では「300」でクセルクセス王を演じたロド
      リゴ・サントロもカストロの弟役で出演しているということで
      楽しみにしていました。でも・・・確かに最初の家族のシーン
      で弟がカッコイイ!と喜んでいたのですが、キューバに行って
      からはみんな同じような服装で帽子をかぶって髭を生やしてい
      るので、どれがカストロの弟なのか見分けがつかない(涙)髭
      や帽子で顔の見分けがつかなくなるなんて情けないのですが、
      もうちょっと弟が出る場面では名前を呼びかけるとか兄のカス
      トロがとかセリフに入れたり(少しはあったが、ちょっとだけ
      だったのですぐ見失ってしまう)わかりやすい特徴を入れてほ
      しかったです。「300」であんなに目だっていたロドリゴ君
      どこにいるのか全然わからないまま見終わってしまいました。
      でも、この映画の目的はそれぞれの人物を目立たせることでは
      なく、出来事を忠実に伝えることだと思うので、そういう点で
      いろいろな装飾を一切省いた誠実な映画でした。

      話がドキュメンタリー的に進んで、びっくりするような出来事
      があってもすぐ次の場面になってしまうため(戦いではこうした
      ことが日常的に起こるのだろう)あんまり感情移入して泣くとい
      うことはなかったのですが、最後に次回作の予告編が流れた時
      に「わかれの手紙」の言葉が語られていて、そこで涙ぐんでしま
      いました。あんなに苦労して革命を成功させたのになぜ彼は自分
      の得たすべてのものを投げ捨てて別の国へ行こうとするのか?
      今まで見た映画の場面が蘇ってきました。革命の苦労が肌で感じ
      られたからこそ、どうしてそこまでしてという疑問がますます
      大きくなりました。

      ステラ * 映画 * 20:02 * comments(2) * trackbacks(0) * -

      スポンサーサイト

      0
        スポンサードリンク * - * 20:02 * - * - * -

        コメント

        ステラさん、こんにちは!一緒に2つ分まとめてこちらにコメントするのをお許しを〜!

        まずは、ゲバラから。
        「コマンダンテ」という映画は未見だし、知らなかったのですが、そうか〜そういう映画だったのですね。
        ゲバラを描いた映画って、結構あるんですよね。
        私は、ガエル君がゲバラを演じた映画も前に見たんですが、いまひとつ面白くなくて、半分うとうと(家でDVDで見た)してしまったんです。
        今回のデル・トロさんほど、ゲバラに合ってる役者は、そうそういないんじゃ?!と、思ったので、いつか別の脚本で、また出演してもらえないだろうか〜とか思いました。

        そして、ベンジャミン・バトン。
        ステラさんのレビューの最後で、
        >ベンジャミンが普通の人間だったとしたらこの2人の人生は交わっただろうか、2人とも美男美女で若い時はまわりにちやほやされそう
        ↑ここで爆笑。言えてます。うん、うん。確かに。

        >本当に大切な人を見つけられないまま安易な人生を送ってしまうような気がします。
         そうよね。悲しいけれど、特別な2人だったよね。
        人生で、それほど凄く縁の深い人って、ゴロゴロ出会えるわけじゃないし・・・。

        ブラピは、リバーランズスルーイットって映画では、神の子の様に美しかったですよん♪
        Comment by latifa @ 2009/02/13 12:42 PM
        latifaさん、こんにちは

        コメントありがとうございます。同じ映画を見て
        同じように感じられているのがうれしくてコメント
        を残しました。

        「ゲバラ」志の高さや監督の意図はよくわかるのです
        が、映画として2時間以上見るにはちょっとつらい
        作品でした。演じている人はすごく合っていたので
        ゲバラの別の作品が作られる時にはぜひ出演してほ
        しいです。

        「コマンダンテ」は尊敬するオリバー・ストーン監督
        のドキュメンタリーなので、半ば義務感で見に行き
        ました。こちらはかなり覚悟をしていたのですが(笑)
        キューバの風景やカストロ、ゲバラの若い時のシーン
        などがところどころ挟まれていて、カストロと監督
        の互いの腹をさぐりあうような会話も興味深く、寝な
        いで見ることができました。機会がありましたらご覧
        になってください。

        「ベンジャミン・バトン」はゲバラを見た後だった
        ので、なんてゴージャスでサービス精神満点の映画
        なんだろうと(笑)夢物語と言ってしまえばそれま
        でですが、笑いと涙と感動がたくさんつまったテーマ
        パークのような作品でした。若いころのブラピの
        映画、ぜひ見たいです。

        Comment by 管理人 @ 2009/02/14 3:50 PM
        コメントする









        トラックバック

        このページの先頭へ