<< July 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< Fire from Heaven 第8章(4) | main | ギリシャ第2の都市 >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    スポンサードリンク * - * * - * - * -

    疲れる映画

    0
      JUGEMテーマ:映画

      私が今までに見た疲れる映画ベスト3は

      「アラビアのロレンス」
      「アレキサンダー」
      「チェ・ゲバラ」(28歳の革命と39歳別れの手紙)

      です。あ、これは悪口ではありません。3作品とも映画を見たこと
      がきっかけとなって主人公はもちろん周辺人物や歴史的背景まで詳
      しく調べ、深い影響を受けたので、人生を変えた映画ベスト3と
      言ってもいいくらいです。

      ただ3作品とも最初にあまり予備知識がないまま映画館で見た時は
      かなり疲れました(笑)主人公はいずれも歴史上の実在人物なので
      わかりやすくドラマチックなストーリーにはなっていない、何より
      も異国での戦いがメインテーマなので、戦いとそこにいたるまでの
      行程、旅のシーンがとにかく長いのです。監督はセリフやストーリー
      よりも過酷な自然状況に身を置いた主人公にスポットライトをあてて
      映画を作ったのでしょう、砂漠の暑さやのどの渇き、雪山の寒さ、
      得体の知れない生き物が出てくるジャングルの不気味さ、馬やラクダ
      の走る音、銃声の恐怖、傷ついた兵士の苦痛など、あらゆる五感を
      刺激し、実際その場に居合わせているようなシーンが2時間以上も
      続くので疲れるのは当たり前(笑)、見終わって映画館から出る時
      はフラフラでまっすぐ歩けなくなるほどでした。

      3作品の主人公はみな故郷での平穏な生活を捨てて異国での戦いに
      人生の意義や理想を見出しているのですが、そこにいたるまでの
      過酷な旅を映像で映し出されると、なぜそこまでしてという疑問、
      心に刺さった棘となり気になって調べるようになりました。映画が
      普通に起承転結があってこういう過去の葛藤で彼はこのような道を
      選びこういう生涯を送ったというストーリーがあればそれで見終わ
      って感動し納得して終わるのですが、これら作品は承の旅と転の
      戦いシーンがやたら長く、理由と結論が自分が納得できるように
      終わってない、見終わった後がその人物を考える出発点となりまし
      た。

      3作品の共通点としては他に恋愛要素が少ないということでしょうか。
      女性は出ていても恋愛関係にはなってない(アラビアのロレンスには
      全く出ていないかも)印象が薄いです。逆に盟友との絆が重要な主題
      になっています。ロレンスとアリ、アレキサンダーとヘファイスティオン
      ゲバラとカストロ、身分や国境、人種を越えた親友との出会いや別れが
      彼らの人生を決定づけています。アリやカストロといったその国を代表
      する族長、リーダーに出会ったことでロレンスやゲバラは異国での戦い
      に身を捧げることになるし、アレキサンダーは親友を失ったことで力尽き
      てしまう、歴史を変えるような影響力を持った人間は同じほどカリスマ性
      を持つ人間と運命的に出会っている、ドラマや小説と違って実在する人間
      は決まったシナリオとおりに行動するわけではないのに、人生の転換期に
      決定的な人物と出会い、決められた粗筋があるかのようにその土地へと
      導かれ行動してしまう、運命の不思議さを感じました。

      今の時代、CGの技術が発達し映画も2時間という枠の中で誰が見ても
      それなりに満足するようにという方向で作られることが多いような気が
      します。ここまで観客を疲れさせる映画はもう見られないかもしれない
      と思いました。



       
      ステラ * 映画 * 10:10 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      スポンサーサイト

      0
        スポンサードリンク * - * 10:10 * - * - * -

        コメント

        コメントする









        トラックバック

        このページの先頭へ