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    「天の囚人」第4章

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      JUGEMテーマ:読書

      「天の囚人」第4章まで読み終わりました。ここまでくれば
      残りのページ数もかなり少なくなりゴールが見えてきます。
      また話しの展開も早いので第3章と同じようにかなりのス
      ピードで読めました(第1章、第2章に比べてだけど)

      この先少しネタバレがあります。

      この章は「疑い」というサブタイトルがつけられていて、Fに
      話しを聞いたDが自分の本当の父親は別の人かもしれない
      幼い頃に病死した母は殺された可能性もある、妻のBが昔
      の婚約者と浮気しているかもしれない・・・などなど次々と
      疑うことがでてきます。

      過去の謎を調べていくなかで、疑いを持った人物とDが抱え
      ている現実が奇妙に交差していつのまにか事件に巻き込ま
      れてしまう、このあたりの展開は「風の影」とよく似ていると
      思いました。妻が本当に愛していたのは別の人だったかもし
      れないというお父さんの苦悩と似たような経験をDもするの
      ですが、そこでお父さんの気持ちがよくわかるという方向には
      行かずに自分の感情のままに軽はずみな行動に出てしまう
      D、「風の影」とまさに同じで彼は自分自身子供を持って父親
      の立場になっているのに相変わらずです(笑)自分の感情を
      押し殺してひっそりと誠実に生きてきた父に比べて息子のD
      は思い立ったら即行動、見守るFは大変です(笑)でもこの子供
      っぽさや派手な行動があるからこそDは小説の主人公として
      ちょうどいいのかもしれません。母親のような気持でハラハラ
      ドキドキし、英語の本でありながら先が気になってどんどん読め
      ました。

      強烈な印象だったのが拷問を受けてその後長い間牢獄にいた
      Sが出所後に不自由な体でありながらFのところに来て鍵を取り
      返し、何十年も前に隠したものを取りに行く場面です。人間は
      明るく建設的なことよりも恨みとか執念、失われたものを取り戻す
      ということの方が遥かに長い間苦難に耐え生き伸びようとするエ
      ネルギーになるのかもしれません。目の前の幸せを壊す可能性が
      あるのに昔の事件をしつこく調べ妻の昔の婚約者に怒りをぶつける
      Dの姿にハラハラしながらも、負のエネルギーに圧倒されすっかり
      小説の世界にはまってしまいました。
      ステラ * 洋書 * 11:55 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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