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    物語イタリアの歴史

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      JUGEMテーマ:読書
       

      これは本のタイトルをつけてありますが、かなり偏った自己流の
      解釈や感想が含まれています。

       

      この本はかなり前に購入して一通り読んでいたのですが、過去世
      を知り、宗教に関心を持った今読んでみると、今まで特に気にしな
      かった部分に強くひっかかりました。

       

      第1話の「皇女ガラ・プラキディアの物語」彼女はローマ帝国が崩壊
      していく時代にテオドシウス帝の皇女として生まれました。西ゴート
      軍によってローマが陥落した時に捕虜として連れて行かれ、思いが
      けずゴート軍の王アラリックの弟アタウルフと恋に落ちて結婚するな
      ど波乱の人生を送った女性です。この少し前混乱した時代を救い国
      を立てなおすためにはキリスト教徒の力を借りるしかないとそれまで
      迫害されていたキリスト教は国教となっていました。彼女の生きた
      時代ローマ帝国は分裂して西ローマ帝国は滅びます。異民族の侵略が
      続き宮廷内の陰謀が続く時代、キリスト教が唯一の救いとなると信じ
      られて、次々と公会議が開かれ、異端とされた宗派は弾圧されていき
      ます。


       

      キリスト教が国教となった時、たくさんの宗派があってその中に
      はキリストは優れた預言者であるけど神そのものではないと説く
      ユリウス派もありました。異端とされた宗派は弾圧される、その
      一番の目的は、それぞれの宗派が正しいかどうかよりも、こちら
      を選んだ方が宗教として統一が保たれ人々を支配しやすい、そん
      な理由があったかもしれません。そして一度一つの宗派、一つの
      考えが正統として公会議で決まればそれは絶対的なものとなり、
      この考えに疑問を持つ者は異端者として殺されるということが長く
      続きます。合理的に考えればこれはおかしいと考える者が出てき
      ても当然、それなのに昔その時代の事情で決まったかもしれない
      教義が絶対的に正しいとして違う意見を言う者を徹底的に抹殺す
      るというやり方に強い怒りを感じました。

      第2話の「女伯マティルデの物語」には有名な「カノッサの屈辱」
      皇帝ハインリヒ4世と教皇グレゴリウス7世の対決について詳し
      く書かれています。この教皇は皇帝と対決しただけでなく、教会
      内の改革も徹底敵にやっていました。それまでも聖職者は妻帯し
      てはいけないと決まりはあったけど、修道院長や高位聖職者が結婚
      して子供を持ち、貴族のような暮らしをしてその地位を子供に
      継がせるのが普通になっていたのを結婚は一切禁止でどんな例
      外も許さない、聖職者を続けるかその地位を捨てて妻子を取る
      か迫りました。

       

      教皇グレゴリウスの徹底的な改革後、聖職者は妻帯が禁止され
      ました。でも時代が変わってスネサンス期になると、表向きは
      独身でも子供がいて甥と称している聖職者はたくさんいました
      (チェーザレの父アレクサンデル6世など)徹底的に禁止して
      いるからこそ裏では乱れに乱れていろいろなことが起きています。
      それがいいのか悪いのか・・

       

      ヨーロッパの歴史はキリスト教抜きには語れません。でもキリスト教
      についてこう考えるのが当たり前と思っていたことが、その時代の支
      配者の都合や強力な力や使命感を持つ人によって作られ改革が行われ
      たということがわかると、今までキリスト教カトリックはこういう宗
      教であると教えられ思ってきたことが根本から揺らぎ覆されるように
      も感じます。

      ステラ * 読書 * 10:35 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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