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    ルネサンスの歴史(2)

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      JUGEMテーマ:読書

      「ルネサンスの歴史」という本の上巻を途切れ途切れながら
      も読み終わりました。この本は以前下巻の興味ある人物のとこ
      ろだけ読んでみたら容赦ない毒舌や皮肉にショックを受け、途中
      でやめてしまったといういわくつきのものです(笑)その時に
      比べて大分神経が太くなったのか、上巻も毒舌や残酷描写がす
      ごいけどすんなり読むことができました。

      この本は若い人、繊細な人にはお勧めできませんが、ある程度
      歴史を知っている人なら興味深く読めるかもしれません。有名な
      詩人や権力者が容赦ない批判や毒舌に晒されていて、そこまで言
      わなくてもとショックを受けたりもしますが。逆にボルジア家の
      ところはすごく好意的かも、と思ってしまいました。スキャンダル
      の内容がいろいろ知られていていくら毒舌の作者でもそれ以上書く
      ことがなかったのかもしれません。

      ルネサンスの美しく華やかなイメージは見事に壊されます。その
      前の時代にはペストがはやり、イタリアは統一国家にはならず都市
      国家同士の小競り合いが絶えない、さらに同じ都市の中で教皇派と
      皇帝派に分かれていて、信仰心が厚いから教皇派になるのではなく
      ただ皇帝派に反対したかったからとか、本当にごちゃごちゃしてい
      ます。そして権力を握った者が反対勢力や謀反を起こした者に対する
      報復もすさまじい、さらに異端者の処刑もいたるところで行われて
      いて、地獄のような光景がいたるところで見られたのではないかと
      思います。ヒューマニズムといっても個人の人権や命が大切にされた
      わけではなく死がいたるところにあって混乱を極めた、でもそういう
      時代があってまだ混乱が続いていた時代だからこそ多くの天才が生まれ
      今日に残る芸術作品が数多く作られたのかもしれません。ぬるま湯の
      ような時代では天才は生まれにくいのかもしれない、そんなことを考え
      ました。

      死がいたるところにある残酷な時代だからこそ、異端と言われる宗派
      に属し信仰を守り続ける人が多くいたのかもしれません。もともとキリ
      スト教は初期は激しい弾圧を受け多くの殉教者が出ているので、異端と
      言われてもそれを信じている人にはそれが唯一の救いの道なので信仰を
      捨てなかったのでしょう。残酷さと混乱、古典への憧れや熱狂、教会の
      腐敗と新たな信仰を求める力、いろいろなエネルギーが渦巻いてぶつかり
      あっていた激しい時代がルネサンスだった、この本を読んでそう考える
      ようになりました。
      ステラ * 読書 * 10:06 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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