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    ラファエル前派展

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      JUGEMテーマ:展覧会

      「ラファエル前派展」を見に行きました。ラファエル前派と
      いうグループの私のイメージは「不倫、略奪愛、薬物中毒な
      ど現代のマスコミが飛びつきそうなスキャンダルいっぱいの
      芸術家集団」です(笑)不倫とか略奪愛は大嫌いな私ですが
      ラファエル前派の絵は神話や伝説をモチーフにしてあって派手
      で豪華、わかりやすくすぐに感動できるのでかなり好きです。

      イメージ通りの派手な絵がたくさん並んでいました。画家が
      違っても女性の顔や雰囲気に共通点が多い、グループ内の理想
      の女性、女神なのでしょう。裸の女性の絵もたくさんあって、
      修道院や教会には絶対置いてもらえそうもない(笑)産業革命
      後に経済が発展し金持ちの市民がたくさんいたイギリスだから
      こそこのような絵が売れたのでしょう。

      神話や詩、戯曲をモチーフにしているので、現実離れしたロマ
      ンチックな絵が多い、だからわかりやすく感情移入しやすいの
      だと思います。馬に乗った騎士やドラゴンとの戦い、甲冑に身
      を固めた天使などまさにファンタジー映画の世界、イギリスで
      ファンタジー小説や絵本が発達した背景にはラファエル前派の
      影響も大きい、スキャンダル画家の集団と侮れないと思いました。
      古い体制を壊してこそ新しい芸術が生まれる、それを実生活でも
      行ったのでしょう。道徳的に認められないこといっぱいやって
      いますけど(笑)

      派手で豪華、ロマンチックで感情移入しやすい絵がたくさんあっ
      たけど、私がその中で最も感動したのは地味な2つの風景画でし
      た。1つはジョン・ラスキンの「旧コニストン・ホール」という
      絵です。ラスキンは美術評論家として有名だけど、私にとっては
      ターナーの映画に出てきた鼻もちならない金持ちのマザコンお坊
      っちゃま(笑)というイメージが強いのです。最初にターナーの
      絵に感動した「英国巨匠の水彩画展」では絵の横にラスキンの美
      しい言葉がちりばめられていた、もしこうした言葉がまったくな
      かったら、絵だけ見てあれほど感動していただろうかという思い
      があり、ラスキンはターナーの絵へ導いてくれた恩人でもあるは
      ずなのに、どうも私はラスキンに対していらっとしてしまいます。
      そのラスキンの絵なのですが、小さくてぱっとしなくどう見ても
      描きかけ、「あれだけ絵に対していろいろ批評して映画でお母さ
      んが息子の審美眼を自慢していたラスキンも本人の絵は大したこ
      となかったのね」とまるで鬼の首でも取ったような気分になりま
      した(笑)実は美術展を出てのお土産品コーナーで本を見たら、
      素人離れしたラスキンの絵を発見!芸術家としての才能もあった
      ようです。

      もう1つはアルフレッド・ウィリアム・ハントという画家の描い
      た「ダラム」という絵です。似たような名前の別のラファエル前
      派の画家の方が有名で、その絵は絵ハガキにもなってなかったの
      ですが、今回見た中で1番欲しい、複製画でいいから部屋に飾り
      たいと思ったのはこの絵でした。これから先ラファエル前派展に
      行く人がいたら、ぜひこの絵に注目してください。
      ステラ * 美術展 * 10:48 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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