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    レベレーション

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      JUGEMテーマ:漫画/アニメ

      ジャンヌ・ダルクの漫画「レベレーション」、雑誌
      に掲載してあったのをいくつか読んだのですが、単行
      本が発売されたので購入して読んでみました。

      ジャンヌ・ダルクについては昔から興味はあったので
      すが、なかなかDVDを見たり本をきちんと読む気に
      はなれませんでした。でも漫画だとすごく素直に入って
      きました。チェーザレや王妃マルゴなどもやっぱり漫画
      だから読むことができた作品です。歴史上の有名人物は
      大体の生涯を知っているのでこの人嫌い(笑)と最初か
      らブロックがかかることが多い、でも漫画ならそれほど
      苦労しないので気軽に読めて思いのほか感動するという
      ことがあります。それに映画や美術展など外へ出ることは
      年々億劫になってよっぽど気になる作品か人に誘われてし
      か見に行かなくなってきているし、テレビを見たり本を
      読むことすら集中力が続かなくなっている今、漫画はか
      なり貴重な情報源です。

      正直ジャンヌ・ダルクについては聖女というイメージが
      強過ぎてキリスト教を理解できない限り絶対共感できな
      いと思っていました。でもこの漫画は宗教はわからなく
      ても、あるいは反発を感じてもこれなら共感できるとい
      う部分がたくさんありました。この作者は絵を細かくリア
      ルに描くタイプではなく主人公以外はかなりいい加減、
      でもだからこそ気楽に読めたのだと思います。漫画ちっ
      くなかわいらしい絵とは対照的に描かれている内容は処刑
      のシーンや戦場などかなり強烈なので、全部リアルに描か
      れていたらとても読めなかったでしょう。

      第1巻ではジャンヌが生まれ育った村の様子が詳しく描か
      れています。衝撃的だったのはジャンヌの美しい姉が結婚
      相手の暴力に苦しめられていたということです。結婚相手
      は父親が決めるのが当然の中世のフランス農村、村のみん
      なが憧れる美しいお姉さんは別の村の村長の息子と結婚、
      玉の輿に乗りますが幸せにはなりません。逆にそれほど美人
      ではない隣の家の子は好きな人と結婚しています。誰もが
      うらやむような結婚をした人が夫の暴力や浮気に苦しめられ
      不幸になっていく、これは現代でもよくある話です。

      ジャンヌが本当に戦おうとしたのは結婚以外の生き方ができ
      ない当時の風習、女の人が自由に生きられない社会に対して
      だったのかもしれません。でも特別な使命が与えられ栄光と
      悲惨さの両方を体験してしまいます。今の時代王家のゴタゴタ
      による戦争や封建的な価値観に縛られての不幸はありません。
      それでも家庭内の暴力や子供への虐待、極端な思想による支配
      やテロは後を絶ちません。ジャンヌの戦いはまだ終わってない
      そんなことを感じました。
      ステラ * コミック * 22:23 * comments(0) * trackbacks(0) * -

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